会長、社長、副社長が語る。ピノキオ幼児舎の過去・現在・未来

2021.02.08ピノキオ研究所 , ★新着記事 , ★おすすめ記事

ピノキオ幼児舎は、「ひとりひとりに、のびやか保育。」を保育理念として掲げ、子どもの成長、安全・安心な保育サービスを目指す保育園です。社会の変化に伴い、保育に求められるニーズも多様化している中、ピノキオ幼児舎は、どのような想いで保育園を運営しているのでしょうか?

今回は、ピノキオ幼児舎を経営する立場である会長、社長、副社長が、ピノキオ幼児舎の誕生秘話や未来の話、そして保育者へのメッセージを語っています。ぜひご一読ください。

 

〈登壇者〉

Q1. ピノキオ幼児舎をつくろうと思ったきっかけをお聞かせください。

谷井(和男):今から25年ほど前、3万3,000人ぐらいの待機児童が保育園に入れない状況が日本にはありました。女性の社会進出がどんどん増えてきた時期です。幼稚園は専業主婦じゃないとなかなか通えない。そういう意味で保育園のニーズが非常に高かったんです。

石田:25年前から待機児童が社会課題になっていたんですね。それですぐ保育園をやろうと思われたのですか? 

谷井(和男):元々はさとみ社長が数学を教えていた学習塾の塾長から話があり、保育ニーズもたくさんあったので授業が終わった後に保育をやりましょう、と。それがきっかけでした。ただ、預けたいお母さんたちが非常に多く、預かりきれない状態でした。

石田:その中で、どのようにピノキオの保育理念が誕生したのですか?

谷井(和男):集団保育だと一人一人の個性が育たない。ですから、やりたいことをやらせてあげる、そういう成長を発達させていく保育をできないかと話し合いました。それには「のびやか」に育つことが一番いいだろうとなり、「ひとりひとりに、のびやか保育。」という保育理念が生まれました。

石田:当時の集団保育ではなく、一人一人が「のびやか」に育っていってほしいという願いから生まれたのですね。

Q2. ピノキオの未来について考えはありますか?

大室:今、ピノキオ幼児舎では29の施設を直営で運営しています。一つずつ園を増やしていく考えはありますが、保育の質の担保が大きな課題ですので、毎年1園から2園、少しずつのびやか保育を増やしていければと思います。

石田:その考えは今後変わっていくのでしょうか?

大室:変わっていくことはないと思います。ただ、保育園の増加の勢いが止まってくる時期に、「選ばれる保育園」になることが今後の課題です。ピノキオに預けたいな、ピノキオで働きたいな、そう思われる「人が集まる保育園」にしたいですね。

谷井(さとみ):最初に始めた荻窪園で預かったお子さんたちが、中学生とか高校生ぐらいになって、保育園の先生になりたいと言ってくれることもありますね。

石田:ピノキオで育った子どもたちの中から、ピノキオで働きたいっていう子が出てきているわけですよね。本当に嬉しいなと思います。

Q3. 保育士を目指す学生、あるいは保育者として働く方にメッセージをいただけますか?

大室:「ひとりひとりに、のびやか保育。」というのは、子どもたちだけに向けているものではなくて、職員に対しても同じ思いがあります。ぜひともこの理念に向けた保育を、皆さんと一緒にやっていきたいと思います。

石田:「のびやか保育」とはズバリ何でしょうか?

大室:これから生活していく中で、また社会に出ていく中で、いろんなことを自分で判断して決めていける子どもになれること。それがのびやか保育だと感じています。押し付けの保育、教育では固まった考えでしか判断ができなくなると思っています。

谷井(さとみ):永遠のテーマですね。保育に完璧はないので、時代によっていろんなのびやか保育があると思います。でも、いつも大切なのは、子どもたちを大切にすること。そして、子どもたち、保護者、保育者みんなが楽しく保育を行うことですね。 

石田:楽しんだもの勝ち、いろんなことを楽しむという力が、のびやか保育なんですね。 

Q4. 最後にメッセージをお願いします。

谷井(さとみ):小さいうちって本当にあっという間です。今すごく大変でも、後で振り返ると、「え、あんな時期はもう終わってしまったの?」ということが本当に多いです。ですので、今を楽しんで、のびやかに、元気に、優しい子どもに育っていただけるように、私たちもお母さんお父さんたちと共に成長していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。

谷井(和男):YouTubeで配信されている「ママの笑顔がいちばん」という歌があります。子育ては十人十色、皆さん違います。やっぱり子どもは家族の笑顔が大好きです。家庭が明るく、そういう環境があればのびやかに育つのではないかと思います。われわれも子どもを叱るときは叱りますが、その他についてはなるべくポジティブに、要は褒めて育てていく。ダメとか否定語は使わないように、その子をどんどんのびやかに育てていく。そこを念頭に置きながら「のびやか保育」をしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

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