ピノキオ幼児舎の園長らが語る、保育への情熱と大切にしていること
2021.02.01ピノキオ研究所 , ★新着記事 , ★おすすめ記事
子どもたちが安心して自主性や自立性を養い、成長していく場である保育園。ピノキオ幼児舎で働く職員には、園長、主任、保育士など、様々な立場の役職があり、仕事内容も多岐に渡り大変ですが、どの職員も保育への情熱を持ち、日々子どもたちの成長を見守っています。
今回は、保育園の責任者として園を支えているピノキオ幼児舎の園長先生に、保育理念である「のびやか保育」で大切にしていることや印象的なエピソード、“保育に掛ける想い”を聞いてみました。保育現場での経験が豊富な職員が勢揃いしておりますので、ピノキオ幼児舎の社風や職場環境を知りたい方は、ぜひご一読ください。
〈登壇者〉
目次
Q1. 「のびやか保育」で大切なことは何ですか?
浦尾:子どもの思いと保育者の思い。それが一つになったとき、「のびやか保育」というものが実現できるのだと思います。子どもが今やりたいことを止めるのは、のびやかではなくなってしまう。その中でしっかりとルールや約束事を決めています。
長﨑:職員がのびのびと保育できるように心がけています。よく新人さんには、「まず先生が楽しく遊ぶところからのびやか保育も始まるよ」って話しています。
大谷木:子どもたちがありのままの自分を発揮できる保育園であることを大切にしています。同じ年齢、性別でも性格はそれぞれ違います。子どもが自信を持てるような環境を整えてあげたいですね。
長尾:周りの人に話を聞いてもらえたり、そうだねそうだねって認めてもらえると、とても安心できるんですよね。自分を認めてくれる人がそばにいる安心感が、一番幸せな環境なんだと思います。
石田:受け入れてあげること、認めてあげること。自分を出していける環境があれば、のびやかに、おおらかに育っていけるのかなって思います。
Q2. のびやか保育の中で印象的なエピソードはありますか?
大谷木:ブロック遊びの途中でお片付けの時間になってしまい、でもその子はまだ夢中になって作り続けていました。「そのブロック素敵だから棚の上に飾って、お迎えが来たときに見せてあげようね」って声をかけたら、目をキラキラ輝かせて、満足そうにお片付けができたんです。子どもの気持ちを受け止めて、違う形で切り替えてあげることの大切さを感じました。
浦尾:私の園でも飾るスペースを設けています。やっぱりみんなに見てもらうという満足感だけでも子どもたちは嬉しい。
長﨑:私は子どもたちと一緒に楽しむことを大事にしています。プチプチ(緩衝材)を床に敷いて踏んで遊ぶときも一緒に裸足になります。面白いね、冷たいねっていうことを共感できるんです。
長尾:こちらから与えるのではなく、子どもなりの遊び方が展開していくことってすごく大事だと思っています。お菓子の箱を持ってきてお買い物ごっこが始まると、段ボールを使って仕切りを作ったりしてどんどん発展していく。見た目はただの箱でも、何でも遊びの素材になって行きます。
石田:なるほど、のびやか保育の輪郭が少し見えて来たような気がします。
Q3. のびやか保育で苦労したり悩んだりした経験はありますか?
大谷木:大変だなとは思いますが、悩んだことって正直ないです。
石田:本当ですか!?
浦尾:私もないです。悩むことより楽しもうっていう気持ちですね。でも、私の思いだけではなく、保育者が同じ方向を向くのって大変だなと感じています。
長尾:私も新人の頃は、あれしなきゃこれしなきゃが先にきて余裕がありませんでした。そんな時は先輩が声をかけてくれて、一緒に考えてくれた。だんだん慣れてくると自分でも子ども主体で活動をしようと考えられるようになってきました。今、園長になって、新人の先生がキリキリした場面があれば、「どうだった?大丈夫?」ってフォローに入っています。
石田:そうやってのびやか保育者が成長していくんですね。お互いに理解し合うことが大事ですね。
長﨑:自分が思うのびやか保育と、職員が思うのびやか保育が違うこともあります。そこが自分の中で見出せるまでが大変なのかもしれないです。
石田:それぞれの考えがある中で、簡単ではない。のびやか保育って一言でいうととても響きがいいですが、その裏ではいろんな努力とか、悩みとか、大変な面もありながら、みんなでのびやか保育を目指してる姿がよくわかりました。
Q4. これから、園長としてどのような園にしていきたいですか?
大谷木:子どもって本当にすごいパワーを秘めていると思うんですね。大人以上に。ですので、その子どもの力を全て発揮させてあげられる保育園を作りたい。子どもが楽しいと思うことを一緒に楽しめる園にしたいと思っています。
浦尾:子どもの力を120%発揮できるよう、子どもが何かやりたいと思ったら、いつでもやらせてあげられる環境を作っていきたいです。
長尾:今日はずっと虫が見られたとか、好きな子と手がつなげたとか、興味があることを実現する。みんながそういう楽しみを見つけられるような満足感のある園でありたいなと思います。
長﨑:職員が一緒に子どもたちと同じことを感じて、楽しんでいける。それを職員一人一人ができて、なおかつコミュニケーションを取りながら子どもを多面的に見て、みんなで保育を作っていくような園にしたいと思います。「ONE TEAM」じゃないですけど、チームとして園の子どもたちをみんなで見ているという意識をもって保育ができるようにしたいですね。
石田:締めにピッタリのいい話でしたね。園長のみなさん、具体的なエピソードありがとうございました。
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