これから本番!「食の大切さ・楽しさ」を育む夏の食育活動

2020.06.25ピノキオ研究所 , ★新着記事 , ★おすすめ記事

 

食育は、子どもたちに食に関する知識を教え育むことで、「食の大切さ・楽しさ」を伝える重要な活動です。ピノキオ幼児舎では、「今だけじゃなく、成長したこの先もずっと食べることを楽しんでほしい、自分で食べるものを選べるようになってほしい」という思いから、様々な食育活動に取り組んでいます。そこで今回は、イベントやアクティビティが盛んで子どもたちにとって楽しみが多い夏の季節に、ピノキオ幼児舎が行なっている食育活動の一端をご紹介します。

 

食べ物の好き嫌いを克服!七夕奮闘記

保育園の食事には、給食・おやつ・行事の特別メニューなどがあります。しかし、1歳児の子どもたちは好き嫌いが多く、初めての食材には”見もしない、食べもしない”で、調理師さんが困ってしまうことがよくあります。

ここでは、杉並区保育室荻窪第五園の調理師さんの「七夕メニューの奮闘記」をご紹介。不人気だったメロンをどのように食べてもらおうかと考え抜いた結果、ついに思いついたのがババロア。豆乳クリームと星型のクッキーを組み合わせて、見た目も可愛いデザートにしたところ、メロンを食べなかった子どもたちがパクパク食べてくれました!

杉並区保育室荻窪第五園の七夕メニュー

これからの季節はお誕生日会などのイベント行事が多いので、子どもたちに初めての食べ物をどうしたら食べてもらえるか。新メニューを考える調理師さんたちの腕の見せどころです!

 

疑問や発見を楽しむ!絵本「やさいのおなか」

絵本「やさいのおなか」を通して野菜に興味を持った2歳児の子どもたち。給食中には、「これは何?」「人参あったね!」など、疑問や発見を楽しみながら食べています。そこで、人参、ピーマン、オクラ、れんこん、ちんげん菜を用意して、野菜スタンプをしました。野菜を手に取り感触を確かめ、匂いを嗅いで、思い思いにスタンプをしながら“やさいのおなか”の形を楽しみました。園では実際に野菜も育てていますが、子どもたちはより一層野菜の成長に興味津々になり、収穫を楽しみに毎日水やりを頑張っています。

順天堂大学練馬病院保育所ぴのぴのの食育活動の様子

 

初めての「クッキング保育」に挑戦!

クッキング保育は、子どもたちが先生やお友達と協力して調理をして、食べるまでのプロセスを体験する食育のひとつです。普段とは違った視点で食と向き合うことができるため、多くの学びを得ることにもつながります。

桃井保育園では、3歳児クラスの子どもたちが初めて自分のエプロンを着けてのクッキングに挑戦しました。お彼岸の季節ということで、初めてのレシピはおはぎ。

調理前、しっかりと手を洗い、話を聞く姿は真剣そのもの。みんなで潰したお米をラップの上に乗せ、ギュッギュと握り、スプーンで優しくきな粉やゴマをまぶし、お皿の上に盛り付けて完成!自分たちで作ったおはぎは格別だったようで、みんな美味しく完食しました。

桃井保育園の食育活動の様子

 

 

感受性を豊かにする「染物」にチャレンジ!

染物は、遊びながら学ぶこともできるとして、保育園や幼稚園で人気な制作活動のひとつです。

吉祥寺第2園(現:吉祥寺保育園)では、みんなで育てた赤シソを使って、染物にチャレンジ!葉を煮ると赤茶色の葉が緑色になり、独特の香りが強く漂ってきました。煮出した赤シソの汁は茶色でしたが、レモンを垂らすと今度はピンク色に変わり、子どもたちは“魔法みたい!”とびっくり。色や匂いの変化も楽しむことができました!

そして次は、輪ゴムで模様作り。しばらく煮汁につけておき、いよいよ布を取り出す瞬間。ドキドキしながら広げてみると…しっかりと色が染まり模様がついていました!染めた布はコースターにして、その後の給食で使い、おしゃれなレストランのような食事を楽しみました。

吉祥寺第2園(現:吉祥寺保育園)の様子

まとめ

今回は、心と体の健やかな成長に欠かせない「毎日の食事」の大切さを子どもたちに伝えるために、ピノキオ幼児舎で実際に行った食育活動の一端をご紹介しました。お友達や先生と一緒に食事や料理をしたり、食べ物の収穫を体験したり、季節のメニューを味わったりなどを通じて、子どもたちの心も体もすくすく成長するよう、今後も様々な食育活動に取り組んでいきます。

 

 

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