保育者と保護者が信頼関係を築くために必要なこととは?

2020.08.05ピノキオ研究所 , ★新着記事 , ★おすすめ記事

保育者が仕事をする上で欠かせないのが、保護者との連携です。子どもの健やかな成長を支えるためには、子どもとの信頼関係以上に、その保護者との信頼関係を築くことも大切になってきます。では、保育者は普段保護者とどのように関わり、子どもの様子を共有したりしているのでしょうか?今回は、ピノキオ幼児舎が保護者とコミュニケーションをとるために行っている取り組みをご紹介します。

 

保護者と保育者の信頼関係を築くために

“開かれた保育園でありたい”この想いこそ、ピノキオ幼児舎の出発点です。

不安を与えない質の高い保育を実現するには、子どもの家庭での様子や園での過ごし方を共有するなど、保護者と保育者との連携が不可欠。ピノキオ幼児舎では、保護者と保育者の両方の視点をもって、一人ひとりの個性に合わせた保育をしていくことが大切だと考えています。

 

そこで、「連絡ノート」や「保育参加(参観)」を通して、保育をオープン化したり、保護者参加型のセミナーやシンポジウムを通して、子育ての悩みを解消し、子育ての楽しさを共有する取り組みを行っています。

 

 

ピノキオ幼児舎の7つの取り組み

保護者と保育者がコミュニケーションをとれるよう、ピノキオ幼児舎では、下記の7つの取り組みを行っています。

 

連絡ノート

子どもの様子を、連絡ノートで保護者と共有。また、登園時や降園時に家庭と園の様子を双方で伝え合います。

年間2回個別面談

保護者と保育者との個人面談を年2回実施する他、必要に応じて随時面談を行なっています。現状と今後の保育について、詳しく話し合います。

保護者会

年2〜3回開催。子どもの園内での日々の様子をお伝えし、季節のイベントを行い、コミュニケーションを図ります。

運営委員会(ピノつく)

保護者・園職員・第三者委員が、今後のより良い保育について年2回語り合う会です。

保育参加(参観)

保護者に来園いただき、保育者の目になって保育参加してもらいます。子どもたちの園での自然な姿を知る目的で、別室から様子を見る保育参観も行っています。

利用者アンケート調査

年に1回、第三者機関に委託し保護者全員を対象に行っています。平成27年度は、保護者(510名)の約95%から「満足・大変満足」の評価をいただきました。

保育サービス第三者評価

第三者がサービスの質を客観的に評価する「第三者評価」を受診し、課題の発見と改善に努めています。結果は東京都HP『とうきょう福祉ナビゲーション』に公開されています。各園、3年に一度受審しています。

〈とうきょう福祉ナビゲーション〉

http://www.fukunavi.or.jp/fukunavi/

 

保育への理解を深める保護者参加型セミナー・シンポジウム

また、ピノキオ幼児舎では、保護者と一緒に保育について理解を深めるために、下記のようなセミナー・シンポジウムを定期開催しています。

 

子育てセミナー

子育てセミナーは「子育て懇親会」などで構成され、成長・発達に関するお話を保護者に聞いてもらったり、一人ひとりの子育ての悩みや迷い、疑問などをお話してもらう機会としています。

保育シンポジウム

毎年1回、ピノキオ幼児舎全園の保護者・保育者・関係者が一堂に介して行われます。テーマに応じて様々な専門家をパネラーとしてお招きし、毎回子育てをテーマに熱い議論が交わされています。

応急手当研修

年に1回、第三者機関に委託し保護者全員を対象に行っています。万が一に備え、応急手当プログラム「L.S.F.A-Children’s」認定インストラクターの資格を持った保育士による「子どもの応急手当(気道内異物除去)」研修を開催。父の日のお父さん懇親会や保護者会の中で行っています。

 

まとめ

保護者と保育者が信頼関係を築いていくためには、こまめなコミュニケーションや気配りが大切です。現代では家庭環境が多様化しており、一人ひとり保育の考え方や背景が異なるため、保護者との対応は難しいと感じる部分も多々あるでしょう。しかし、日々の地道な努力や心掛けを通じて、保護者との信頼関係を築けた時には、保育がより楽しく、有意義なものとなるはずです。ピノキオ幼児舎では、今後も保護者と二人三脚で、質の高い保育の実現を目指していきます。

 

 

〈関連リンク〉

  • 株式会社ピノーコーポレーション 採用サイト

http://recruit.pinoh.co.jp/