“子ども第一”は変わらず、時代のニーズにあった保育を通じて子どもの成長をサポートしたい【保育士に聞こうVol.16今井亜美】

2021.03.10保育士に聞こう , ★新着記事 , ★おすすめ記事

小さな子どもたちの成長に間近で携わることができる職業として人気のある保育士。子どものお世話はもちろん、保護者対応から事務作業まで、仕事は多岐に渡り大変な一面もありますが、それ以上にやりがいを感じられる瞬間がたくさんあります。

「保育士に聞こう」では、ピノキオ幼児舎で働いている保育士にインタビューし、入社の経緯から仕事の魅力、職場環境、将来の目標まで、“保育に掛ける想い”を聞いていきます。保育士を目指している方は、現場で活躍する先輩たちの生の声から、自身が保育士として働く姿をイメージしてみてください。

 

Q1. 保育士を目指そうと思ったきっかけは? 

小学校5年生の時、掃除当番の班長をした際に、低学年の子どもたちの面倒を見るのが凄く楽しく感じたことがきっかけで、小さい子どもたちに関わる仕事がしたいという気持ちが芽生えました。

また、私は小さい頃から幼稚園の先生のことが大好きで、小学校に進学してからも先生に会いに幼稚園に遊びに行ったりしていて、将来自分も小さい子たちから愛される先生になりたいと思うようになりました。その後、中学校や高校での職業体験も保育園や幼稚園を選択したり、保育関連の短大に進学して、保育の道を歩みました。

短大時代の実習では、日案(保育指導案)などの書類の作成もあり忙しかったですが、子どもたちが「先生〜っ」って言って駆け寄って来てくれるのが嬉しくて、充実した実習を経験することができました。

Q2. ピノキオ幼児舎との出会いは?

前職では、80名〜100名程度の子どもを預かる中規模保育園で働いていました。私は0歳〜5歳児まで一通り担任を持ったことはあるんですけど、各クラスの人数が多く、先生1人で16名の子どもを見たり、先生2人で24名の子どもを見たりというように、1人で多くの子どもたちを見ていました。

その中で、上京することをきっかけに転職活動を始めました。前職の保育園では行事をしっかり行う園だったので、子どもたちのことを見るよりも行事の準備に追われることが多く、子どもとあまり関われていないなと感じていました。そこで、転職活動をする時には、もう少し一人ひとりと深く関われる保育がしたいという想いもあり、小規模園を探しました。

ピノキオ幼児舎のことは、保育士転職サイトからのメールで知り惹かれました。しかし、メールでのやり取りは少し心配だったので、電話などで仲介してくれる人がいると良いなと思い、エージェントと相談しながら転職活動を進めていきました。

最終的に3社の保育園を受け、全て内定をいただいたのですが、ピノキオ幼児舎を選びました。面接の際に、ピノキオの採用担当者が親身になって対応してくれたことや、「のびやか保育」という保育理念にも共感したのが大きな理由です。

また、初めての一人暮らしということもあり、借上社宅がある上、敷金・礼金も負担してくれるなど、福利厚生が充実していたことも、ピノキオを選択した理由の一つです。

Q3. 仕事内容と保育士としてのやりがいは?

今は、1歳児クラスの担任として、6名の子どもを見ています。最近は、1歳児なので言葉も時折出るようになってきて、子どもたちの「伝えたい!」という気持ちを受け止めるのが楽しいです。お散歩をしている時にも、少し飛行機が飛んでいる音が聞こえると、「あっあっあっ」や「きゃっきゃっきゃっ」と言ってくるように、何となく言葉を発して、それが先生に伝わるのが嬉しいようなので、コミュニケーションを大切するようにしています。また、今はその子語、例えば「カバ→アバ」「うさぎ→ミミ」というように、一人ひとり違った表現で伝えてきたりするので、個性も垣間見れて面白いですね。

クラス以外では、保育リーダーという役職に就いています。各クラスに担任の先生がいるんですが、その取りまとめを行います。園長先生からの伝達事項を、各クラスの先生に引き継いだり、保育の中で使いたい教材があれば、保育士みんなで相談して上申したりしています。

また、私はこの園では保育士としての経験年数が長い方なので、他の先生の週案や書類作成のアドバイスなどもしています。

Q4. 日々大切にしていること・心掛けていることは? 

何より「子ども第一」で、子どもにとって何が一番良いことなのかを考えるようにしています。ピノキオ幼児舎でも、子どもにとって一番良いかどうかが判断基準となっているので、そこもピノキオを良い環境だなと思っている点です。

また、子どもたちが長く居る場所なので、安心・安全に過ごせる環境づくりを大切にしたいと考えています。怪我をしないような安全な保育室・遊び場というのはもちろんですが、保育士と関わることで、心の安心というか、先生が居るから安心できると思ってもらえるような信頼関係を築くことも大切にしています。

今見ている子どもたちも、進級したばかりの頃は全然話を聞いてくれなかったんですけど、子どもたちの欲求をたくさん受け止めてあげるうちに、子どもたちも「ちゃんと僕のこと/私のことを見てくれてる」と思ってくれるようになり、信頼関係ができてきたと感じています。

身体の安全だけではなくて、心の安心も感じてもらえるような園をつくっていきたいです。

Q5. 職員との人間関係や仕事の環境面で良いと感じるところは?

職場の環境面で良いところは、先生同士の仲の良さです。仲が良すぎて、時に「なあなあにならないようにしないとね」と言われるぐらい仲が良いです(笑)その分、仕事の相談はもちろん、プライベートの相談もできるので、人間関係には非常に恵まれていると感じています。

Q6. これからチャレンジしてみたいことは?

保育の方針も時代によって変わっていく中、「子ども第一」は変わらずに、ニーズにあった保育をしていきたいと考えています。今の保育者に求められていることや、自分に不足していることをしっかり学び、現状に満足しないで、保育スキルを上げていきたいですね。

以前は、みんなで足並みを揃えてこれをしましょうというような「一斉保育」が主流でしたが、今は「子ども主体」として、“その子が何をやりたいのか?”を優先的に考える方針に変わってきています。国の保育指針自体が変わると、保育の考え方や書類の作り方も変わるので、自分自身もそれに合わせて変化していく必要があると実感しています。

今の子どもたちの育成に合わせて、保育所指針も何年かに一度ずつ変わっていくので、その都度自分自身も学び直し、子どもたちの成長の援助をしていきたいと考えています。

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