子どもたちに苦手なことにも果敢にチャレンジして欲しい!そのために自分自身が失敗する姿も見せる【保育士に聞こうVol.14半沢睦美】

2021.01.27保育士に聞こう , ★新着記事 , ★おすすめ記事

小さな子どもたちの成長に間近で携わることができる職業として人気のある保育士。子どものお世話はもちろん、保護者対応から事務作業まで、仕事は多岐に渡り大変な一面もありますが、それ以上にやりがいを感じられる瞬間がたくさんあります。

「保育士に聞こう」では、ピノキオ幼児舎で働いている保育士にインタビューし、入社の経緯から仕事の魅力、職場環境、将来の目標まで、“保育に掛ける想い”を聞いていきます。保育士を目指している方は、現場で活躍する先輩たちの生の声から、自身が保育士として働く姿をイメージしてみてください。

Q1. 保育士を目指そうと思ったきっかけは? 

小さい頃、私には親戚やいとこが多かったのですが、子どもの中でも年齢が一番上だったこともあり、気が付けば小さい子たちと一緒に遊んだり、世話をしたりする役目が多くて、保育士に向いているのかなと思い始めたのがきっかけです。

中学の職場体験の時に、2年生の時には保育園、3年生の時には幼稚園に見学に行ったところ、子どもと関わるのがすごく楽しくて、保育者を目指すようになりました。

保育園・幼稚園のどちらも楽しいと感じたため、両方の資格を取得することができる四年制大学を選びました。短大でも両方取れるところもあるのですが、色々調べた中で短大と四年制大学では、取得できる幼稚園資格が一種か二種かで少し違ってくることがわかったため、学費面などは親に協力をしてもらい、4年間という時間を掛けてじっくりと保育を学びたいと思い、四年制大学への進学を決めました。

Q2. ピノキオ幼児舎との出会いは?

給与面や福利厚生を考慮すると、東京にある園の方が様々な補助が多いため、保育士をするなら東京でやりたいと考えていました。数ある保育園を調べる中で、ピノキオ幼児舎には住宅補助があることに加え、「のびやか保育」という理念にも非常に共感し、入社を決めました。

また、上京するので住宅を探す必要があったのですが、大学生でお金もない中、何度も東京に足を運べない状況だったところ、面接と物件の見学を1日で組んでくれるなど、温かい対応をしてくれたことも印象的でした。

土地勘もなく家を探すのは難しかったのですが、ピノキオのグループ会社に不動産仲介の会社もあることで、「あなたの配属園は○○なので、近くだとこんな物件がありますよ」と情報を丁寧に教えてくれたりもして、地方から上京する身としては非常に助かりました。

Q3. 仕事内容と保育士としてのやりがいは?

現在は新卒3年目で、7人の4〜5歳児クラスを1人で見ています。1年目の時は、チューターと一緒に0歳児クラス、2年目には主担当として2歳児クラスを見ており、様々な子どもたちと触れ合うことができています。

4〜5歳児になると、できることの幅が広がってくるので、楽しいですね。2歳児の時は製作活動を考える際に、「どこまでできるかな?これ難しいかな?」と断念することも多く、また、情緒面のケアをしたり寄り添ってあげることを重視していたため、あまり自分のやりたいことまで考える余裕がありませんでした。一方、今年は自分のやりたいことをチャレンジさせてもらっています。

最近の出来事ですと、勤労感謝の日に、避難訓練を見に来てくださった消防署の方へのプレゼントの製作を行いました。おやつの時の会話で、車好きな男の子に「消防士さんにお仕事ご苦労様の気持ちを込めて何を作ろうか?」と訪ねたところ、「消防車を作りたい!」と言ってくれたので、みんなで折り紙を使って消防車のちぎり絵を作りました。子どもたちの気持ちも汲み取りつつ、それをどのようにしたらできるかを考える過程は、とても楽しいです。

Q4. 日々大切にしていること・心掛けていることは? 

ピノキオの「のびやか保育・行動指針」の中にもあるものですが、「子どもの目線に立って一緒に遊び、笑い、共感すること」を特に心掛けています。

例えば公園でのお散歩で、子どもが落ち葉やドングリを持ち帰りたいと言っている時、大人からしたらただの葉っぱだし、虫も湧くかもしれないし…と敬遠してしまうこともあります。でも、子どもにとってはたくさん落ちているものの中から自分で選んだ大事な一個だったりするので、その気持ちを汲んであげて、「じゃあ一緒に持って帰ろっか!」と探検バッグを作ってみたりなど、子どもたちの些細な気持ちも大切にするようにしています。

また、子どもたちには苦手なことにも挑戦して欲しいという気持ちもあり、自分自身が苦手なことに取り組む姿を子どもたちの前で見せるようにしています。私はピアノが得意ではないんですけど、それをあえて子どもの前で失敗する姿を見せる。「先生昨日よりは上手になったね!」「今日はちゃんと弾けてるね!」なんて言われたりすることもあります(笑)

先生も人間だから失敗するし、苦手だけれど練習している姿を見せることで、子どもたちにもできないことに対して果敢にチャレンジしてもらいたいなと思っています。

Q5. 職員との人間関係や仕事の環境面で良いと感じるところは?

職場の人間関係が非常に良いので、環境に恵まれていると感じます。経験豊富な先輩保育士は、何でも気軽に相談に乗ってくれますし、職員同士でプライベートでもお出かけをしたりします。

社宅を利用している先生が多くみんな家が近いので、台風などの災害が起きた時には、「電気大丈夫ですか?水出てますか?」とお互いを心配し合ったり、「誰かの家にみんなで避難した方が怖くないかもね」と連絡を取り合ったりするほど、職員みんな凄く仲が良いですね。

Q6. これからチャレンジしてみたいことは?

子どもたちに苦手なことにも挑戦してもらえるように、まずは自分自身が苦手なことに日々挑戦をし続けていきたいです。まずはピアノが上達するように頑張ります!

もう一つは、担当したことがない年齢のクラスを見てみたいですね。例えば、新卒1年目に見ていた0歳児の子どもたちが、今は3歳になっているので、今もう一度見てみたらできることも増えていて、またあの時とは違った楽しさもあると思います。色々な経験を積んでいきたいです。

 

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