様々なスタイルの保育施設を経て園長に。ピノキオ幼児舎で自分の想い・ライフスタイルに合わせた保育を【保育士に聞こうVol.6 榎本千保】

2020.09.24保育士に聞こう , ★新着記事 , ★おすすめ記事

小さな子どもたちの成長に間近で携わることができる職業として人気のある保育士。子どものお世話はもちろん、保護者対応から事務作業まで、仕事は多岐に渡り大変な一面もありますが、それ以上にやりがいを感じられる瞬間がたくさんあります。

「保育士に聞こう」では、ピノキオ幼児舎で働いている保育士にインタビューし、入社の経緯から仕事の魅力、職場環境、将来の目標まで、“保育に掛ける想い”を聞いていきます。保育士を目指している方は、現場で活躍する先輩たちの生の声から、自身が保育士として働く姿をイメージしてみてください。

 

 

杉並区定期利用保育施設下井草は、待機児童問題の対策として開設された、定員が18名の小規模園です。他の認可園に申し込んでいるものの子どもを預けることができない方を対象に、1歳児のみをお預かりするというシステムになっています。ピノキオ幼児舎の中でもかなり特殊な園です。

利用者で多いのは、育休中や求職中の方。求職中だと認可園に入ることが難しいので、3ヶ月間ここに子どもを預けながら求職活動をして、来年度は認可園に移っていくケースが多いですね。

 

保育士を目指そうと思ったきっかけは? 

私は保育とは全く関係ない大学を卒業していて、その頃は自分が保育士になるとは思っていなかったんですが(笑)保育に興味を持ち始めたのは、子育てをしていて面白いと感じたことと、自分の子どもが小学生になり、パートを探し始めたことがきっかけです。

「そういえば学生の時にやった体操教室のアルバイトが楽しかったな〜」と思い、面接に行ったのですが、年齢的に厳しいと言われてしまいまして…(笑)。そこで、保育の世界に足を踏み入れました。当時は保育士資格も持っていなかったですし、ずっとパートとして働くつもりだったのですが、いざ始めてみると「保育士としてがっつり子どもと関われた方が面白いんじゃないか」と感じまして。保育士になってみたらいつの間にか園長になってました(笑)

 

ピノキオ幼児舎との出会いは?

今まで認可園のパートから始まり、契約社員・正社員、また院内保育室の施設長など、様々なスタイルの保育施設を経て、現職になりました。

ピノキオ幼児舎へ転職した理由は、色々なスタイルの保育施設を運営している会社なので、ちょっと環境を変えたいと思った時に、転職をせずに異動できる点をメリットに感じたからです。

過去には介護や子育てなどで自分の生活スタイルが変わるタイミングで転職をせざるを得なくて転々とした経緯があったのですが、ピノキオ幼児舎にいれば同じ会社内で働き方を変えていけるなと思ったのが、一番の理由でしたね。

 

仕事内容と保育士としてのやりがいは?

小規模施設の園長は「なんでも屋さん」。一人の保育士として、他の保育士と一緒に保育を行うことがメインの仕事になりますが、認可園の園長と異なるのは、大きい園には配置されている事務員さん、看護師さん、用務さんがいない環境なので、そのような役割も園長が担うところ。本当になんでもやるので、時々「大家族のお母さんみたい」と思うこともあります(笑)。大変ですけど、私はそれが楽しくて、割と好きなんですけどね。

 

日々大切にしていること・心掛けていることは? 

何事も○○しすぎず、「良い加減に」ということを心掛けています。厳しすぎず、でも緩すぎず。頑張りすぎず、手を抜きすぎず…のような。

例えば、造形活動をする際は、準備は頑張るんです。段取りもしっかり組んで、必要なものの準備などは頑張るのですが、いざ実行する時には、子どもたちは絶対思い通りには動いてくれません。子ども相手の仕事には「まあいっか!(笑)」というような緩みも必要だと感じています。保育士側が頑張って全てやってしまうと良い活動にはなりませんし、逆に何も用意をせずに子どもたちに提示しても上手くいきません。頑張り時と、ちょっと手を抜く時のバランスを保つようにしたいと、職員たちと日々話しています。

 

職員との人間関係や仕事の環境面で良いと感じるところは?

雰囲気は、小規模園だからか、子どもも保育士もみんな穏やかで過ごしやすいです。中にはそれが物足りないと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここはのんびりまったり。私はその環境を気に入っています。

同じ保育士でも、向き不向きがあると思うので、のんびりじっくりやりたいという人にとっては非常に良い環境だと思います。

今いる園で上手くいかなくて、「私は保育士に向いていないんじゃないか」とか「保育士って辛いことばっかりだからもう辞めたい」と思ってしまうのは、勿体無いと思うんですよね。絶対その人に合う園があるはず。だからこそ、ピノキオ幼児舎では同じ会社の中で様々なスタイルの保育施設から、自身の想いや性格、ライフスタイルに合った園を選ぶことができるので、素晴らしい環境だと思います。

 

これからチャレンジしてみたいことは?

直近では、新型コロナウイルス感染症の状況が落ち着くまでは、みんな元気で笑顔でいられるといいなと思っています。今後、本施設がどのようになっていくかはわかりませんが、私は頑張ってこの施設を支えていきたいと考えています。

そして、もう少し年齢を重ねたら、朝パートをしているおばあちゃんパートの先生になりたいです(笑)おばあちゃん先生って、子どもたちにとっても、保護者にとっても大事な存在だと思うんですよ。正社員はシフト制なので、早番は入れ替わりで毎日違う先生が子どもたちを迎え入れますが、パートだけはシフトを入れれば毎朝子どもたちの受け入れるポジションになれる。そのポジションを狙っています(笑)

転職をせずに、ピノキオ幼児舎の中で、大きい園に戻るという選択肢もできたりするので、そうやって自分の想いと向き合いながら働いていくことが目標です。

 

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