保育士が保護者と信頼関係を築くためには?コミュニケーションの取り方の コツをわかりやすく解説!【保育業界Q&A】

2021.03.05保育業界Q&A , ★新着記事 , ★おすすめ記事

保育士の中には、「子どもと関わるのは好きだけど、保護者と信頼関係を築くのが苦手
…」という悩みを持っている方も少なくないのではないでしょうか?保育士は、子どもだ
けでなく保護者とも接する機会が多いため、より良い保育を行うためには、保護者との信
頼関係を構築することも重要な仕事となります。
今回は、保育士が保護者と信頼関係を築くために重要なコミュニケーションの取り方のコ
ツをわかりやすく解説します。

なぜ保護者とのコミュニケーションが大事なのか?

保護者と一口にいっても、子どもの教育方針や生活環境は様々ではありますが、「子ども
が保育園でどのように過ごしているのか?」というのは、保護者にとって非常に気になる
ことです。園に馴染めているか、楽しく過ごしているか、昼間働いている保護者は直接子

どもの様子を見ることはできませんので、保護者に園での一日の出来事を伝えることは非
常に重要です。
また、保育士としても、園だけでなく家庭内での子どもの様子を把握しておくことで、保
育中の対応や声掛けに活かすことができます。保護者と十分なコミュニケーションを取り
、信頼関係を築けていれば、予期せぬトラブルも未然に防げることもあるでしょう。
つまり、より質の高い保育を行う上では、保護者とのコミュニケーションが重要な鍵を握
るのです。

保護者との信頼関係を築くためのポイント

では、保護者と信頼関係を上手に築くためのポイントを見ていきましょう。
【基本的なポイント】
1 挨拶をする
基本的なことですが、いつでも明るく挨拶をすることが重要です。「おはようございま
す」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」など、元気な笑顔で挨拶するようにしま
しょう。
2 正しい言葉づかい
友達に接する時のような言葉づかいはせずに、正しい敬語・丁寧語を使うことを忘れないよう
にしましょう。
3 身だしなみ
見た目の印象は、信頼感に大きな影響を与えます。清潔感のある、派手すぎない保育士らし
い服装を心掛けましょう。

コミュニケーションの取り方のコツ①
具体的なエピソードを話す

保育士と保護者が信頼関係を築くためには、何よりもコミュニケーションが重要です。保
護者とコミュニケーションが取れるタイミングといえば、子どものお迎えの時。小さいこ
とでも会話のネタになるようなことを記憶しておき、お話するようにしましょう。具体的
なエピソードを話すと、保護者の方も子どものことがイメージしやすい上、「ちゃんと見
てくれている」という安心感を持ってもらえることに繋がります。
例えば…
〈誰と何をして遊んだ?〉
・「今日は○○をして遊んでいました。最近はAちゃんと仲良く遊んでいますよ!」
・「ちょっと友達と○○がきっかけでトラブルがあったんですけど、きちんと仲直りできま
したよ」
〈できるようになったことは?〉
・「今日は初めて一人でトイレに行けましたよ!」
・「逆上がりができるように何度もチャレンジしていましたよ」

コミュニケーションの取り方のコツ②
保護者の話もよく聞く

保育士側から一方的に出来事を話すだけでなく、保護者の話もよく聞き、「どう感じているか」「ど
のような考え方なのか」を理解するようにしましょう。保育園の中だけでなく、家の中での子どもの
様子も把握しておくことで、ちょっとした変化にもすぐに気付くことができるかもしれません。
例えば…
〈家ではどんな食事をしているか?〉
・「今日はご飯を全部食べることができましたよ。お家でも最近好き嫌いは克服したんですか?」
〈保護者が共感するような話題〉
・「仕事から帰ってからの家事は大変ですよね」「今お仕事お忙しい時期ですか?」
保育中の様子を伝えながら、家庭での様子も尋ねたり、保護者自身に共感するような内容を話の
タネにしたりすることで、自然と会話が広がって関係性が深まりやすいです。まとめ

保育士と保護者の信頼関係は、普段のコミュニケーションの積み重ねで深まっていくものです。毎
日ゆっくり会話する時間を取ることは難しいと思いますが、子どもに関する些細なことから気を配り
、何気ない会話のタネにすることで、少しずつ保護者との距離を近づけていくことができるでしょう
。笑顔で明るい雰囲気を作ることはもちろん、保護者一人ひとりの人柄や考え方を念頭に置きな
がら、保護者の気持ちも引き出せるように意識しましょう。失敗を恐れず、積極的に話しかけてみ
てくださいね。

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