【2021最新】保育士試験の内容は?難易度をチェック!

2020.07.03保育業界Q&A , ★新着記事

保育士を目指している方に立ちはだかる試練のひとつが、「保育士試験」。国家試験として年に2
回実施され、合格すると保育士資格が取得でき、保育士として働くことができるようになります。今
回は、「保育士試験ってどんな内容なの?」「難易度や合格率は?」そんなギモンにお答えします

 –2021年最新情報–

令和3年保育士試験日程

【前期試験】

筆記試験:令和3年4月17日(土)、18日(日)
実技試験:令和3年7月4日(日)

後期試験】

筆記試験:令和3年10月23日(土)、24日(日)
実技試験:令和3年12月12日(日)

 保育士になるためには

まず、保育士として働くためには、国家資格である保育士資格の取得が必要です。保育士(国家
資格)は、児童福祉法第18条の4で「保育士とは、第18条の18第1項の登録を受け、保育士の名
称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関す
る指導を行うことを業とする者をいう」と定義されています。
保育士資格を取得するには、以下の2パターンがあります。

1 「指定保育士養成施設」を卒業する

指定保育士養成施設とは、保育士を専門的に要請する勉強をする学部学科・コースを設置す
る学校(主に大学・短大・専修学校)のこと。卒業すると同時に保育士資格を取得することがで
きます。

2 保育士試験に合格する

指定保育士養成施設を卒業しない場合は、年2回実施される保育士試験に合格することで保
育士資格を取得できます。受験資格を満たしていれば、独学でも保育士試験の合格を目指す
ことはできます。しかし、保育士試験は科目数が多く、実技試験では専門的な知識も求められ
るため、通信講座で勉強するなど、事前に対策をすることも試験合格への近道です。

 保育士試験の試験内容とは

保育士試験には、筆記と実技の2つの試験があり、保育士資格を取得するには両方に合格する
必要があります。試験は前期・後期があり、年に2回チャレンジすることができます。

(1) 筆記試験
保育士試験の筆記試験は、8科目あります。
1. 保育原理
2. 教育原理及び社会的養護
3. 子ども家庭福祉
4. 社会福祉
5. 保育の心理学
6. 子どもの保険
7. 子どもの食と栄養
8. 保育実習理論
合格点は各科目100点満点のうち60点。1科目でも合格点を下回ってしまうと、合格できません
。試験範囲が広く難易度が高いため、しっかりとした事前準備が必要です。

(2) 実技試験
保育士試験の実技試験では、3つの分野から2つを選択して受験します。
1. 音楽表現に関する技術
2. 造形表現に関する技術
3. 言語表現に関する技術
合格点は、選択した2分野それぞれ50点満点のうち30点。実技試験は、筆記試験に全科目合
格した方のみ受験可能となります。

 保育士試験の難易度・合格率

保育士試験の合格率は、20%程度といわれており、子どもを預かるという重要な職業の資格なだ
けに、非常に難易度の高い試験であるといえます。実技試験の合格率は80%〜90%と比較的高
い一方で、筆記試験の合格率は30%未満といわれており、まずは筆記試験をいかにクリアするか
が合格のカギを握ります。ただ、筆記試験で合格した科目は3年間有効となる制度もあるため、中
長期的に計画を立てて対策をし、受験に臨むことも可能です。

まとめ

2016年から保育士試験は年2回受験できるようになり、チャレンジできる機会が増えました!難易
度は高く、決して簡単に取れる資格ではないですが、各科目についてしっかりと対策を行うことで、
合格することが可能です。保育士を目指している方は、自分のペースに合った学習を継続し、保
育士資格取得に向けて頑張ってくださいね!

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