《保育園の一日のスケジュール》保育士の勤務時間・仕事内容を解説【保育業界Q&A】

2020.08.03保育業界Q&A , ★新着記事 , ★おすすめ記事

元気な子どもたちを預かり、お世話をする保育士。仕事内容は何となくイメージできるものの、「具体的にどんなことをしているの?」「仕事内容や1日のスケジュールは?」などの疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回は、保育士の勤務時間や仕事内容、1日の流れについて一例をご紹介します。保育士を目指している方は、自分が保育士として働くイメージを膨らませてみてください。

保育士の勤務時間・形態

保育士の勤務時間は、園によって差異はありますが、原則8時間が基本です。各家庭によって子どもの登園・降園時間が異なるため、柔軟に対応できるよう朝番・中番・遅番というようにシフト制を採用している保育園が多いです。

〈シフト例〉

・朝番(早番):開園から9時間

・中番:園や日毎によって様々です。園児の年齢や数によって保育士の配置人数を細かく設定する必要があるため、状況に合わせて15分〜30分間隔で勤務時間を設定している園がほとんどです。

・遅番:閉園時間、または園児が全員登園する時間からさかのぼって9時間

(例えば19:30までの園であれば、10:30からの勤務)

保育士の1日のスケジュール

では、保育士の1日の流れを見ていきましょう。

※あくまでも一例なので、実際は園によって様々です。

 <ある一日のスケジュール>
7:00 / 出勤
早番の職員が出勤。子どもたちの登園前に掃除や設備のチェックなどを済ませます。
7:30〜9:20 / 登園、自由遊び
開園から順次登園が始まります。登園時に、保護者から子どもの様子や連絡事項、体調を確認。また、連絡ノートを確認したり、保護者からの連絡事項を全職員へ伝達するようにします。
9:30〜10:00/ 朝の会
園児・職員みんなで朝の会を行います。点呼や連絡事項の共有、歌や体操などを行い、楽しい朝の時間を過ごします。
10:00〜11:00 / 主活動(クラス別保育)
クラスごとにそれぞれの発達段階に応じた戸外活動(散歩など)、季節の製作、リズム運動や体操などを行います。
11:00 〜12:00 / 昼食
昼食の準備のほか、園児に手洗いやうがい、食後の片付けや歯磨きのお手伝いをします。昼食の時間は年齢によって異なり、0歳児離乳食で11時前、1歳児ごろで11時、幼児になると11:30〜12:00ごろが食事の開始時間になります。
昼食後 / 午睡(お昼寝タイム)
このお昼寝タイムの間に保育士は日誌や連絡帳を書きます。また、SIDS(乳幼児突然死症候群)予防のため、午睡中の園児の状態確認を5~10分毎に行います。※職員は交代で休憩を取る。
15:00 / 起床、おやつ
体調の悪い場合を除き、15:00までには起こし、生活習慣を身に付けます。おやつの後は、歯磨きやうがいのお手伝いをします。
16:00〜16:30 / 帰りの会
絵本の読み聞かせをしたり、みんなで帰りの歌を歌ったり、さようならの挨拶をします。
16:30  / お迎え対応、デスクワーク
夕方から保護者のお迎えが始まります。(ピークタイムは18時前後)引き渡し時には、その日の園児の様子を保護者に伝えます。園児が少なくなってきたら、保育日誌を書いたり、指導計画を立てたりと、デスクワークもこなします。
20:00/退勤
日報の作成や翌日の受け入れ準備、清掃・整理整頓などを遅番の職員が行います。園内の最終安全確認(戸締りなど)を行い退勤します。

まとめ

保育士は1日を通じて、子どものお世話はもちろん、保育日誌や指導計画の作成などのデスクワークまで色々な業務を行うため、保育士同士の協力や連携が不可欠です。昨今では保育士不足が深刻化していることから、週休3日制や時間固定勤務など多様な勤務形態を取り入れる保育園も増えています。園によっても勤務形態や1日のスケジュールは様々ですので、募集要項の確認や園見学を通じて、自分の理想の働き方を実現できる園を探してみてくださいね!

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