男性保育士の将来性は?待遇や需要、メリットを解説!【保育業界Q&A】

2020.07.31保育業界Q&A , ★新着記事 , ★おすすめ記事

保育士というと、女性が働くイメージを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実は、深刻な保育士不足の問題に加え、ジェンダー平等の価値観が世の中に浸透するとともに、保育現場における男性保育士の需要も高まっているようです。今回は、男性保育士の割合や待遇の実情や、男性保育士ならではの強み・将来性について解説します。男性保育士を目指している方はぜひ参考にしてみてください!

男性保育士の割合

保育士といえば、真っ先に女性が働く姿をイメージする方が多いかと思いますが、現在は男性保育士も増えてきています。2012年には全国で10,000人ほどだった男性保育士も、5年後には15,000人以上になり、5,000人ほど増えています。

〈保育士の男女割合〉

人数 割合
女性 236,710人 93.5%
男性 16,480人 6.5%

出典:厚生労働省「平成29年度  賃金構造基本統計調査」

男性保育士の待遇・給与水準

男性保育士の待遇は、基本的には女性保育士と同様の場合がほとんどです。ただ、男性の方がキャリアアップ志向が高いことやそもそもの母数が少ないなどの理由により、男性保育士の方が女性保育士よりわずかながら平均年収は高くなっています。

積極的に男性を採用しようとしている保育園では、給料・待遇の改善に取り組んでいるところもあるようです。

〈保育士の給与水準〉

年収
男性 389万円
女性 362万円
男女合計 363万円

出典:厚生労働省「令和元年 賃金構造基本統計調査」

男性保育士ならではの強み

男性ならではの強みとして、主に下記の4つが挙げられます。

○父親からの相談に対応しやすい

○力仕事や防犯面で役割を果たせる

○男児のトイレをサポートできる

○スポーツや遊びで子どもからの人気を集めやすい

男性保育士ならではの強みを発揮することで、園内でも頼りにされることが増えるでしょう。また、男性保育士がいることで園内に多様性も生まれ、力仕事などの場面では存在感を発揮することができます。

男性保育士の将来性

現在日本は待機児童問題を抱えており、保育士不足も深刻化しています。どの地域でも有効求人倍率が比較的高い傾向にあるため、就職先は選びやすい状態です。

昇進・昇給の面では、男性は比較的キャリアが途切れることも少なく、長期間勤めやすいことや、数字や経営に強い男性的なリーダーシップも期待される役割の一つなので、昇進・昇格も期待できます。

保育士の資格を保有していれば、保育士以外にも職業の選択の幅が広がります。専門知識を活かして講師や発信者として活躍したり、保育に関わる事業に専門職として就職したりするなど、自身に合った働き方を実現することが可能です。

まとめ

男性保育士は、今ではまだまだ珍しいという印象はあります。しかし、ジェンダー平等への価値観の変化や深刻な保育士不足により、男性保育士の需要は高まりつつあります。

多様性を求められる現代において、男女関係なく様々な大人と触れ合う機会があることは、子どもたちにとっても貴重なことです。将来を担う子どもの成長を見守りたいという熱意を持っていれば、男女問わず保育の現場で活躍することができます。自身の持ち味を活かして、子どもたちや保護者の方、そして園から頼られる男性保育士を目指しましょう!

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