保育士ママが復帰・復職するための3つのポイントとは?ブランクの不安を解消【保育業界Q&A】
2021.01.15保育業界Q&A , ★新着記事 , ★おすすめ記事子育てもひと段落して、そろそろ保育士に復職したいと考えてはいるものの、「仕事と家庭の両立ができるか不安…」「ブランクがあって踏み出せない…」という保育士ママも多いのではないでしょうか?今回は、保育士ママの復職が望まれている背景と、復職に向けてやるべきことについてご紹介します。
保育士不足の解決策として期待される「保育士ママの復職」
現在日本では、保育士の人材不足が深刻な問題となっています。その理由の一つが、「潜在保育士」の増加。保育士資格を持っていても、結婚や出産をきっかけに退職し、保育現場で働いていない潜在保育士が増えています。家庭との両立やブランクなどの要因から、保育士への復帰に躊躇してしまう人が多いのが現状です。
そんな中、保育士資格を有している潜在保育士は、即戦力として保育の現場で活躍ができるため、保育士ママの復職が人材不足に対する重要な解決策として大いに期待されています。
しかし、一度は保育士の仕事を離れた方、または育休から復帰される方にとって、仕事のブランクをどう乗り越えるかや、仕事と家庭の両立には不安がつきものですよね。そこで今回は、保育士ママが復帰に向けてやるべきことをご紹介します。以前と生活がガラッと変わるからこそ、万全な状態で臨みましょう。
生活リズムの見直しと体力づくりをしよう
まずは生活リズムの見直しから始めましょう。復職をすると、日中の大半を仕事に費やすこととなります。朝は朝食や洗濯、ゴミ出しなどの家事に追われたり、帰宅後も夕食、入浴、子どもの寝かしつけや翌日の準備をしたりと、毎日バタバタしてしまいます。家事育児に優先順位をつけて、平日にやることを絞ったり、週末にまとめてやったりなど、家事と仕事を両立できそうな生活リズムを考えて見ましょう。
また、毎日身体を使って子どもたちのお世話をするため、保育士の仕事には体力が必要です。一度離職してしまうと、現役保育士の頃にできていたことが意外とできなくなってしまっていることもあるかもしれません。復職に向けて、ウォーキングやストレッチなどを行い、身体を慣らしておくことがオススメです。復職後も慣れるまでは無理のない範囲で勤務時間を調整すると良いでしょう。
保育に関する情報収集をしよう
職場を離れている間に保育方針が変わっている可能性があるので、復職する前には保育に関する情報のアップデートを行いましょう。情報収集をする手段としては、各自治体で開催されている保育士の復職セミナーに参加したり、「保育所保育指針」などを読むことで確認することができます。
また、様々な園についても調べることで、新しい保育の仕方や働き方を取り入れている園を見つけることができるかもしれません。
【参考】復職セミナーなどの主催元
ホームページからチェックできます。
■東京都保育人材・保育所支援センター
https://www.tcsw.tvac.or.jp/jinzai/hoiku/
■各市区町村
自分に合った働き方を考えてみよう
仕事と家庭の両立を考えて、フルタイムよりも時短で働きたいという方のために、様々な働き方があります。保育士ママにオススメな働き方は下記3つです。
- 時短正社員
満3歳になる前の子どもを育てている労働者は、育児休業法に定められている「短時間正社員制度」を利用し、限られた時間の中で正社員として働くことができます。パート勤務と比べて給与額は多少下がってしまうかもしれませんが、正社員と同じく、有給や賞与がもらえる場合も多いのが嬉しいポイントです。
- 派遣保育士
派遣保育士とは、派遣会社と労働契約を結び、その派遣会社に紹介してもらった保育園で働く仕組み。パートよりも時給の相場が1〜2割ほど高く、派遣会社の社会保険に加入することができるので、安心して働くことが可能です。
- ベビーシッター
ベビーシッターは、保育園ではなく、依頼者の自宅や民間の施設で保護者に代わりに保育を行います。保育士と比べると、1対1の保育で子どもと深く関われることや、1日1時間から勤務ができる柔軟な働き方ができることから、保育士ママから人気の職種となっています。
まとめ
結婚や子育てを経て、仕事に復帰したいけれど悩みを抱えている保育士ママも多いかと思います。復帰に向けた準備をしっかりすることで、不安を少しでも解消できれば、きっと復職を実現できると思いますよ!前向きな気持ちで子育てと仕事の両立を目指してくださいね!
- 株式会社ピノーコーポレーション 採用サイト