保育実習日誌の書き方の例などを紹介!記録する内容と気をつけることとは?【保育業界Q&A】

2020.10.09保育業界Q&A , ★新着記事 , ★おすすめ記事

保育士を目指して短大・大学専門学校に通っている方が経験する保育実習。保育実習では、1日の実習の様子と保育者や子どもたちの動きをまとめる実習日記を書きます。しかし、実習日誌に何を書けば良いかわからず苦労している方も多いのではないでしょうか?今回は、実習をより実りあるものにするために大切な保育実習日誌の書き方のポイントをご紹介します。

保育実習の「実習日誌」とは?

保育の短大・大学・専門学校に通っている人が行う保育実習。保育実習では、授業を通じて習得した知識や技能を現場で実践する場です。社会人としてのマナーはもちろん、子どもたちと関わる楽しさや、保護者対応などの保育士の仕事の大変さも同時に学ぶことができます。

実習日誌は、保育実習のその日の様子とともに保育者や子どもたちの動きをまとめた記録です。実習を通じて学んだことや疑問点などを書き記していく、いわば「自分の成長のための保育記録」とも言えます。

【主な目的】

・実習担当の先生から日誌に基づいてアドバイスやフィードバックをもらうことで、保育者に近づくための指導をしてもらう機会を得る。

・日誌を見直すことで、自分が理想とする保育や就職先を探す時の軸を考えるヒントを得る。

【書く内容】

・学校によってフォーマットは異なりますが、主に子どもたち・保育者・実習生の行動・環境構成などを記録する。

実習日誌に記録する内容のヒント

では、より成長に繋がる実習日誌を書くためには、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか?

保育者の行動や発言の意図を知る

保育者の行動や発言には、子どもに何かできるようになって欲しい、成長して欲しい、など一つひとつに明確な意図があるはずです。その意図を理解することで、保育実習の内容をより深く自分の中に落とし込むことができます。意図がわからない場合や解釈があっているか気になる場合は、その都度質問して疑問を解消するようにしましょう。

全体を観察する

保育実習中は、自分の立ち振る舞いが気になったり、子どもたちとの会話が弾んだりして、周囲の環境や他の保育者・実習生の行動から目が離れてしまいがちです。保育者はどのような連携をしているのか、また環境にはどのような工夫がなされているのかなど、全体も観察するようにしましょう。

実習日誌に記録する時に気を付けたいこと

実習日誌は、自分一人が読むだけでなく、実習担当の先生も目を通します。自分が学んだ内容をしっかり伝えられるよう、下記のポイントも意識してください。

読みやすいか、意味が伝わるかを確認する

「だ・である調」などに語尾を統一しましょう。また、「食べれる」のような「ら」抜き言葉は使わない、主語を意識して書くなど、一度書いたら読み返して意味が伝わる日本語になっているか確認しましょう。

字を丁寧に書く

読む人のことを考え、丁寧な字を心掛けましょう。また、誤字脱字などにも注意してください。もし間違えてしまった場合は、修正テープを使うか、二重線を引いて訂正印を押すかなど、実習担当の先生に確認してみると良いです。

まとめ

実習日誌は、自分自身の成長や理想とする保育について考えることに繋がる大切なものです。新たな気付きがあった場面や、その日学んだことを実習日誌に記録することで、翌日や今後の課題が明確になり、次なるアクションを生み出すこともできます。日々の学び・発見をしっかりと記録することで、実りのある保育実習にしましょう。

 

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