保育士にも英語力が求められる時代?最近の英語教育事情や形式は?【保育業界Q&A】

2020.09.04保育業界Q&A , ★新着記事 , ★おすすめ記事

近年、世界的にグローバル化が進む中、国際社会でも活躍できる人材を育成していくために、英語教育に注力する保育園や幼稚園が急増しています。子どもに必要な英語力を身に着けられる保育活動を行う機会が増えているため、今後は保育士にとっても英語力は強力な武器になりそうです。今回は、英語力を備えた保育士を目指している方に、最新の保育業界の英語教育事情や形式、オススメの資格をご紹介します。

保育業界の英語教育事情

英語教育に力を入れる保育園が増えているため、保育士にも英語力が求められる時代になってきています。急速に進むグローバル化に対応し、国際社会でも活躍できる人材育成を目的に、2013年に文部科学省が英語の授業を小学校3年生から実施する計画を発表しました。

最近では、保護者の幼児英語教育のニーズの高まりから、保育園などでも英語教育を取り入れる園が急増しています。その理由は、幼児期は右脳の発達の黄金期として、英語を習得するのに非常に重要な時期だと言われ、早期教育の有効性が認められているから。

保育園で英語を扱うからには、保育士も英語ができる方が望ましいです。今後は保育士にとっても英語力は貴重な武器になっていくでしょう。

年齢別の英語教育形式の例

では、保育園での英語教育は、どのような形式になっているのでしょうか?心身の成長が目覚ましい幼児期に適切な教育を行うため、年齢別で英語教育の形式を工夫している園が多いです。

  • 0歳〜1歳:歌を聞くことが中心。脳の発達が著しいため、聞いた英語を素早く吸収することができます。
  • 2歳〜3歳:歌やダンスが中心。身体も発達していくので、単に英語を聞くだけではなく、一緒に歌ったりリズムに合わせて踊ったりします。
  • 4歳〜5歳:ネイティブスピーカーや異文化に触れることが中心。日本語が母国語として確立され、自分の意思を表現できるようになっていく時期なので、英語教育の時間にネイティブスピーカーの先生を招いたり、地域のインターナショナルスクールと連携したりして英語に親しみます。

英語力を活かしたい保育士のオススメ資格「保育英語検定」

英語力を持つ保育士として証明になり、就職・転職にも有利になる資格が「保育英語検定」。この検定は、グローバル化に対応する幼稚園教諭・保育士養成の一環として、乳幼児の保育に必要な英語力を身に着けることを目的に、2011年からスタートしました。

保育園・幼稚園児、あるいはその保護者たちとの英語でのコミュニケーション能力を認定する検定で、TOEICなどの一般的な英語の検定試験とは異なり、赤ちゃん言葉や幼児言葉を学び、乳幼児と触れ合う現場で使える英語能力に着目していることが、この検定の特長です。

まとめ

乳幼児期からの英語教育ニーズの高まりにより、英語教育を行う保育園や幼稚園が増えているため、英語力を持つ保育士の活躍の幅は今後もぐっと広がっていきます。積極的に英語を学習し、子どもたちの国際性や英語力を育んでいけるような保育を目指していけると良いですね!

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